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火災保険は建物と動産の内の家財を補償の対象とした保険です。詳しく理解してから火災保険に加入しましょう。

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時価

時価とは

時価とは、火災保険における建物や家財の評価において、再調達価額(新価)から経年劣化分の価値を差し引いたものを指します。
火災発生後に支払われる保険金が時価額の場合、再調達価額の評価による保険金よりも少なくなります。
古い建物や長期の火災保険には、時価額で評価した契約が多い傾向があります。

現在の火災保険評価の主流は「再調達価額(新価)」です。
その背景には、火災発生後に支払われる保険金が時価で評価されたものの場合、建物や家財を再取得する金額には到底足りず、生活の再建が難しくなってしまうことが挙げられます。
そこで、多くの保険会社が再調達価額による火災保険の加入を推進しており、万が一の際にはしっかりと契約者が保険金を得られるように契約が是正されつつあります。

かつての火災保険契約は、保険料を抑えるために、時価による評価が推進されてきました。
しかし、火災後に支払われる保険金が少ないと、火災で多くの物を失った契約者の生活再建が難しくなってしまいます。
万が一のために備えるべき火災保険が機能しないのなら、加入の意味は薄れてしまいます。
そこで、現在の再調達価額での評価方法が主流となったのです。

時価評価におけるメリット・デメリットとは

再調達価額の評価が主流になっている現在でも、時価評価による火災保険の加入がなくなっているわけではありません。
その背景には、火災保険の長期契約が今も残存していることも挙げられますが、時価評価にもメリットがあるためです。
では、火災保険のメリット・デメリットとは一体どのようなものでしょうか。

時価評価のメリットとは
時価評価は再調達価額による建物・家財の評価から経年劣化した分を引くことで算出しているため、保険料が再調達価額よりも単純に安くなります。
万が一の際の保険金よりも、火災保険料の節約に努めたい場合には時価評価にもメリットがあるのです。

■時価評価のデメリットとは
時価評価は火災によって建物や家財が焼失してしまっても、同じようものを再取得するための保険金は支払われません。
時価評価は年々評価が下がっていくので、建物が古ければ古いほど、支払われる保険金は減っていってしまいます。

どのような評価方法でも、火災保険は定期的な見直しが必要

再調達価額は時価評価と異なり、年々経年劣化によって保険金額が下がってしまうことはありません。
しかし、現在日本は急激に円安が進行しており、再度同じような建物を調達しようとすると、木材などが高騰していることにより生活再建への保険金が少ないと感じる可能性があります。
どのような評価方法でも、火災保険の契約は社会情勢なども踏まえながら、定期的に見直すことが大切です。